
日本と東南アジアの架け橋を築く
by Janice Sa
先週、東京にて、Cento Venturesと共同で、日本と東南アジアの連携機会を探るためのイベントを開催しました。各業界のリーダーや投資家が一堂に会し、SEA市場に関心を持つ日本企業との対話を深めるとともに、同地域のフィンテックイノベーションを牽引する有望なスタートアップ、Finfra、SeedFlex、Monitを紹介する貴重な機会となりました。
このイベントでは、SEA市場に対するZVCの見解と、現在の環境下でも私たちが同地域において大きな可能性を見出している理由について共有しました。ZVCで東南アジアへのスタートアップ投資を担当するJanice Saによる主な洞察です:
なぜZVCはSEAに投資するのか?
SEAは、世界でも数少ない持続的な高成長を遂げている地域の一つです。GDP拡大、若年人口の増加、中間層の拡大、インフラ投資の増加といったマクロ要因が、長期的な発展の基盤を形成しています。特にデジタル経済は二桁成長を続けており、デジタルトランスフォーメーションを推進するスタートアップとその投資家に大きな機会をもたらしています。
なぜアーリーステージのフィンテックなのか?
SEAのフィンテックセクターは2024年に330億ドルの収益を達成し、年平均成長率22%で成長する地域経済の重要な牽引役となっています。そうしたなかで、信用格差などの課題は依然として存在していて、課題解決につながる新規参入企業の成長とイノベーションの機会を生み出しています。近年の市場環境の変化があっても、フィンテックの本質的な機会は変わっていません。現在の局面は、長期的な成功者への投資機会として最適です。困難な時期に起業する創業者は、優れた信念と回復力を持っています。私たちはそのような創業者をアーリーステージで見出して支援していきたいと考えています。

CEO, In Joon Hwang

Partner, Kay (Eunkyu) Lim (on the right)

Investment Manager, Janice Sa (second from the left)