k-IDへの投資
by Hyung Kim
Z Venture Capital株式会社(以下、ZVC)は、k-IDのシリーズAに出資します。
デジタルネイティブである子どもたちにとって、現在のデジタル環境は魅力的である一方、ソーシャルプラットフォームの進化に伴い、子どもたちとゲームの間に、プライバシーや倫理的な問題も増えてきています。
また、ゲーム会社側は、ゲームを作成し、販売する際に、子どもたちが安全で適切に遊ぶことができるよう国や地域ごとに定められた法令を遵守することが求められます。
こうした現在のデジタル環境が直面している様々な課題に対して、解決できるプラットフォームを提供するのが、今回ZVCが出資するk-IDです。
(画像:k-ID提供)
k-IDを導入することでの変化――ゲームを販売する会社、それにゲームの開発者は、APIを介して、k-IDのソリューションにアクセスします。このとき、k-IDのソリューションは、膨大かつ、常にアップデートされているデータベースをもとに、開発者が各市場のコンプライアンス要件を満たすように、ゲームをカスタマイズすることをサポートします。
また、k-IDによるサポートにより、実際にゲームを利用する子どもたちやその親にとっても、メリットがあります。
【利用イメージ】
k-IDを搭載したゲームを初めて起動すると、プレイヤーの居住地域の法律に合わせ年齢確認画面が表示されます。プレイヤーは自身の年齢を入力します。
入力した年齢がその居住地域の「デジタル未成年」とk-IDのシステムが判断した場合、保護者がQRコード、ワンタイムパスワード、メールアドレスのいずれかを利用して認証します。これまで煩雑だった保護者の認証プロセスを、スムーズかつ安全に完了します。
コントロールの設定画面では、テキストチャットや広告表示から、子供のプロフィールや課金額などのゲーム内機能に関わる権限を保護者が細かく調整でき、安全のゲーム体験を与えながら、居住地域の法令を遵守していきます。
このようにk-IDでは、コンプライアンスエンジンとして、ゲームを販売する会社の規制要件を簡素化しながら、子どもたちと親たちにとって、より安全なオンライン環境を作り出すことが可能です。
また、業界の専門家によりバックアップされているk-IDは、法律、コンプライアンス、技術業界の安全性に関する深い理解と知識を持っており、現在のデジタル環境で直面しているさまざまな問題を解決するためのプラットフォームを構築しています。
今回の出資を担当したZVCのHyung Kimは、「Andreessen Horowitz(a16z)、Lightspeed、Okta Venturesと共にK-IDへのシリーズA投資を発表することを大変嬉しく思います。Kieran Donovan、Julian Corbett、Jeff Wu、Timothy Maを始めとしたチームメンバーと一緒に働くことを楽しみにしています。そして、私たちはパブリッシャーのための最も革新的なコンプライアンスプラットフォームを実装し、子供と親のオンライン環境の安全を確保していきます」と述べています。
k-IDについて
k-IDは、子供やティーンエイジャー向けのクロスプラットフォーム即時サインオンソリューションであり、若いプレイヤーのプライバシーとオンラインセーフティの問題を解決するための包括的なサービスです。k-IDは、オンラインセーフティやプライバシー、ゲーム業界で国際的に認められた専門家やリーダーによって設立され、現職および元規制当局の意見を取り入れて、ゲーム開発者向けに世界で最もダイナミックな青少年向けコンプライアンスプラットフォームを提供しています。k-IDは、子供やティーンエイジャーが充実した年齢に適した体験を楽しめるようにし、保護者には安心を提供します。詳細は、www.k-id.comをご覧ください。