Z Venture Capital株式会社（以下、ZVC）は、ブロックチェーン技術を活用したNFTチケット発行プラットフォームを展開する株式会社チケミー（以下、チケミー）のシードラウンドに出資します。
どうしても参加したかったライブやイベントのチケットを買い忘れてしまった。だけど、二次流通サイトを使って買うのは怖い。
 
そんな思いをしたことはありませんか？
 
私はKPOPが大好きなのですが、このような思いをして、ライブやイベントへの参加を泣く泣く諦めた経験が何度もあります。
 
日本では、2019年にチケット不正転売禁止法が施行されましたが、すべての不正転売を取り締まることはできておらず、不当な価格のつり上げや主催者が禁止しているチケットの転売といった悪質な不正転売がいまだ続いています。
このような不正転売が禁止される理由は、本来興行主が得るべき利益を転売屋が得てしまうこと、そして転売屋の介入によって、本来イベントに参加したい人が参加できなくなってしまう、大きな金銭的負担を強いられてしまうことにあります。
 
今回、ZVCが出資するチケミーは、ブロックチェーン技術を活用して主に以下のような仕組みを取り入れることで、健全な二次流通を実現してくれるプラットフォームです。

・二次流通時に興行主に販売額の一部を還元する
・チケットの種類ごとに二次流通の可／不可や二次販売額の上限を興行主が設定できる
・二次流通を繰り返しているアカウントを特定し、二次流通を禁止できる
・QRコードを表示したチケットは転売不可にする（＝詐欺行為を防止できる）

これにより、

・都合がつかずに行けなくなったイベントチケットを気軽に二次流通する
・一次流通で手に入れられなかったが熱量の高い人が、適正な価格の範囲内でチケット所有者にオファーを出して買い取る

というような二次流通市場が期待できます。
 
チケミーの代表である宮下さんは学生起業家で、この市場の未来を創っていくという強い信念のもと、周囲の協力を得ながら、事業を大きくしていくことが出来る方だと信じています。
宮下さんであれば、チケットの健全な二次流通市場を創り、『あるべき場所に、あるべき価値を届ける』というミッションを実現できると考えています。
 
そして何より、チケミーとの出会い。それは、私たちがEast Venturesとサンフロンティア不動産株式会社と共同で運営する、スタートアップ向けシェアオフィス「Hive Shibuya」でした。
Hive Shibuyaを中心に、渋谷をスタートアップの聖地として盛り上げていくため、チケミーを一丸となってサポートし、ともに未来を築いていきたいと思います。
 
また今回のチケミーへの出資を機に、挑戦を続けるスタートアップへの投資をより加速させていきたいと考えています！