新メンバー紹介:亀岡 千泰

新メンバー紹介:亀岡 千泰

皆さん、はじめまして!
Z Venture Capitalの亀岡 千泰(かめおか ちひろ)です。2023年1月から参画したので、自己紹介をさせていただきます。――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
早稲田大学法学部、同大学院法務研究科修了後、西村あさひ法律事務所を経て、YCP Solidiance(コンサル・投資事業)に参画。西村あさひ法律事務所では企業法務の弁護士としてM&A・コーポレート業務に従事。YCP Solidianceでは幅広いフェーズの企業に対して新規事業創出や戦略作成・経営改善等のコンサルティング業務に従事したほか、自社の投資部門において投資検討・実行・バリューアップ業務に携わり、投資先の取締役を務める。2023年1月よりZ Venture Capitalに参画
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プロフェッショナルとしての基礎を学んだ西村あさひでの経験

早速私の今までのキャリアを振り返っていきたいと思いますが、まず最初に趣味や出身について紹介します。

趣味はゲーム、マンガ、K-POP、J-HIPHOP(MCバトル鑑賞)です。ゲームはApexが好きですが、悲しいくらい上達する気配がないので優しくキャリーしてくださる方を常に募集しています。昔からマンガが大好きです。特に大学~大学院時代は月曜日はジャンプ、ヤンマガ、スピリッツ。水曜日はサンデーとマガジン。木曜日はヤンジャン、モーニング、チャンピオン。金曜日はスペリオールとヤングアニマルを読んでいたため、とても忙しい学生生活でした。

K-POPは幅広に聴いていて、特に第四世代とオーディション番組が好きです。今はまもなく始まるBOYS PLANETの開始を心待ちにしています。J-HIPHOPは特にMCバトルを観るのが好きです。残念ながら自分ではラップはできないのですが、『リーガル出身というと良いやつではなく意地悪に見えてしまうかもしれないので、1 月からはシニカルな感じは出さずに起業家の皆様の良さを引き出す感じでいきます』。
 
出身は福島県会津若松市です。(同郷の方がいればぜひ教えてください!)
高校までそこでのびのびと育ち、大学進学を機に上京しました。進学の際、中学生時代に触れたディベートが面白かったことがずっと記憶に残っていて、弁護士を目指して法科大学院に進学します。大学院では司法試験に対する不安を抱えながらの勉強の日々でしたが、友人たちとの飲み会に逃げながらもなんとか合格し、横浜での司法修習を経て西村あさひ法律事務所に入所しました。

西村あさひでは、日本企業の非連続な成長を支援するような仕事がしたいと思い、M&Aチームで様々な会社の買収・投資案件に携わっていました。企業法務弁護士というと、法律事務所が舞台となったドラマ『SUITS』の影響もあり、派手な世界を想像される方も多いかもしれません。しかし私がいたころはそのイメージとは異なり、業務が溢れて家に帰ることができずに六法を枕にして床で仮眠をしている先輩もいました。私も徹夜明けで先輩からエナジードリンクを差し入れられたとき「ああ、まだ寝てはダメってことか」と思ったのも良い思い出です(※昔の話ですよ。今はもっとホワイトです)。

こうした経験は今でも自分の礎になっています。クライアントのために必要であれば昼夜・週末問わず働き、妥協せずにアウトプットを出し続ける先輩や同僚と共に働くことで、プロフェッショナルとしての姿勢とマインドセットを学びました。

ビジネスを動かせる人間を目指してYCPへ

優秀な弁護士と大きなディールに携わることで学びの多い日々を過ごしていましたが、法務的には問題がなくてもビジネス的に上手くいかないディールを見る機会もありました。案件を重ねていくごとに「法務だけではなくビジネス全体を理解し、動かせる人間になりたい」という想いが募っていきます。その想いを持ち、様々な人に話を伺う中で、「経営者輩出プラットフォーム」を標榜していたYCP Solidianceとご縁をいただき、転職を決めることになります。

 YCP Solidianceはアジアを中心に世界に展開する日本発のコンサルファーム/PE投資の会社であり、5年の在籍中に新規事業創出・戦略策定・経営改善等のコンサルティングや、自社での投資検討・実行・バリューアップなどの様々なプロジェクトに携わる機会をいただきました。YCPではハンズオン支援や投資事業にも携わったため、コンサルとして戦略を描くだけではなく、クライアントと机を並べてプロジェクトを推進したり、投資先のマーケティングやバックオフィス業務を統括したりする経験ができ、手触り感を持ってビジネスに対する理解を深めることができたと思います。

また時にはクライアントの名刺を持って地方営業に行ったり、投資先のイベントでお客さんに粗品を配ったり、コロナの影響で資金繰りが悪化した会社の金策のために関係者に頭を下げて回ったりと泥臭いことも行ってきました。私が入社した当時のYCPは、創業から6年ほどの比較的若いファームであり、在籍中に上場したこともあり、ベンチャー企業が上場していく過程を身をもって感じることができたことは貴重な経験でした。

新しい価値を生み出すことに尽力するベンチャーキャピタリストへの挑戦

YCPで携わったプロジェクトは多岐に渡り、学びの多い日々を過ごしていました。一方、人生の時間を投下していきたいと感じる領域とのずれも少しずつ感じるようになっていました。

コンサルティングの中でも、IT分野で新規事業を創っていくプロジェクトに面白さややりがいを感じていましたが、単純にコンサルとして携わるのではなく、支援先と利害関係を共にして「同じ船に乗って働きたい」と思うようになりました。
YCPでもリスクマネーの投資はしていましたが、スタートアップ投資ではなく、既に売上がある会社の効率化を見据えたPEファンド型の投資が中心でした(誤解を招かないように注記しますが、PEファンド型の投資も(もちろん弁護士もコンサルも)素晴らしい仕事であり、私がVCを志したのは個人の趣味嗜好の問題です)。

 世の中に新しい価値を生み出す方向に自分の時間や力を投下したい。支援先と同じ船に乗って仕事をしたいという観点から職業を考えたときに、好奇心が旺盛で新しいビジネスの話を聞くのが好きな性格も相まって、ベンチャーキャピタリストとして挑戦したいと思うようになりました。

私が数あるVCの中でもZVCに入社したのは、Zホールディングスが持つプラットフォームやノウハウを活かしてスタートアップの支援ができることが非常に魅力的だと感じたからです。
日本でもVCが増えてきている中で、今後のVCには資金提供にとどまらない価値が必要だと思います。現代において世の中に新しい価値を生み出していくためにはITの力が必要不可欠であり、その分野において有数のプラットフォームやノウハウを持っているZホールディングスとの連携というのは、スタートアップにとって大きな価値になりうると考えています。

終わりに

ZVCでは主にメディア領域を担当していきますが、ご縁があれば他の領域でもご支援をしていきたいと考えています。また、今までの経験を活かして起業家の方との壁打ち等でも力になれればと思っておりますので、何かあればお気軽にご連絡いただけますと幸いです。これからどうぞよろしくお願いいたします!